
シートから JWW 書き出し[JWEXPORT]コマンドを実行して書き出した図面を、 JWW 読み込み[JWIMPORT]コマンドで読み込んだのですが実寸で作成できていませんでした。
ジオメトリを計測(距離):

例の場合、シート空間で「用紙サイズ」を「A3 」、ビュータイル(ビューポート)の「尺度」を「1:50」と「1:30」に設定しています。
ビュータイル尺度「1:50」:

ビュータイル尺度「1:30」:

実寸で書き出すにはどうすればいいでしょうか。

[シート]空間で JWW に書き出す場合は、シートの表現のまま JWW で書き出される為、実寸では書き出すことができない仕様となっています。
一度、シートをエクスポート[EXPORTSHEET]コマンドでシートを DWG データに書き出してから尺度を変更し、モデル空間から JWW 書き出し[JWEXPORT]コマンドを実行すると作成できます。
下記手順で作成できます。
例として、「1:50」のビュータイル(ビューポート)に尺度を合わせて実寸で書き出してから[モデル]空間で JWW に書き出します。


1.書き出したい[シート]を開きます。
例として、[ビュータイル2つ]タブをクリックします。


2.ビュータイル(ビューポート)をクリックし、[プロパティ]パレットで尺度を確認します。

3.シートをエクスポート[EXPORTSHEET]コマンドを実行します。
アプリケーションボタン:

ARES 2026 SP0 からリボン表示の場合、[エクスポート]タブからも実行できるようになりました。

4.[シートをモデル空間図面にエクスポート]ダイアログが表示されるので、保存先とファイル名を指定し[保存]ボタンを押します。

5.「ファイルは次のパスに正常に作成されました。今すぐ開きますか?」と表示されるので、[はい]をクリックします。

シートをエクスポートした図面が開きます。

6.手順 5 で開いた図面で、スマート選択[SMARTSELECT]コマンドを実行します。

コマンド:

7.[スマート選択]ダイアログが表示されるので、[エンティティ]の項目を「長さ寸法」または「平行寸法」、

[演算子]の項目を「すべてを指定」を選択し[OK]ボタンをクリックします。
※尺度を変更した際、寸法の値が尺度を掛け算した表示になってしまうため分解します。
※寸法エンティティがない場合は、手順 9 へ進んでください。

[エンティティ]の項目で指定したエンティティがすべて選択されます。

8.分解[EXPLODE]コマンドを実行します。
※コマンドウィンドウに「 X 」と入力し Enter を押しても分解できます。

分解されました。


9.尺度[SCALE]コマンドを実行します。
10.コマンドウィンドウに「エンティティを指定」と表示されるので、すべてのエンティティを選択し Enter を押します。


キーボードの[Ctrl]キー + [A]でも全選択できます。



11.コマンドウィンドウに「基点を指定」と表示されるので、基点を指定します。


12.コマンドウィンドウに「尺度係数を指定」と表示されるので、手順 2 で確認したビューポートの尺度の逆数を入力し Enter を押します。
※「1:50」の為、「50」と入力します。


実寸に変更できました。

※ジオメトリを計測(距離)[MEASUREGEOMETRY]コマンドで距離を確認すると、既存寸法値と同じ値になっています。


13.線種[LINESTYLE]コマンドで、グローバル尺度を指定している場合は、すべてのエンティティを選択し[プロパティ]パレットの[線尺度]の項目で値を調整します。
※線種尺度を指定していない場合は、手順 14 へ進んでください。

例として、[プロパティ]パレットで[線尺度]の項目を「1」に変更します。



14.モデル空間で JWW書き出し[JWEXPORT]コマンドを実行します。
15.[Jw_cadファイルを保存]ダイアログが表示されるので、保存先とファイル名を指定し[保存]ボタンをクリックします。

16.コマンドウィンドウに「指定 実行(R)用紙(P)尺度(S)位置(L)または位置合わせ(B)」と表示されるので、指定していきます。
例として、[用紙]を「A3」、[尺度]を「1/50」、[位置]を「左下コーナー」に設定し実行します。
[用紙(P)」の「P」と入力し Enter を押し、

「用紙を指定」と表示されるので、「A3」と入力し Enter を押します。

「尺度(S)」の「S」と入力し Enter を押し、

「尺度を指定」と表示されるので、「1/50」と入力し Enter を押します。

「位置(L)」の「L」と入力し Enter を押し、

「位置を指定」と表示されるので、マウスを移動しシートの左下コーナーをクリックします。
※カーソルにシートサイズのガイドが表示されます。


17.すべて指定できたら、「実行(R)」の「R」と入力し Enter を押します。

作成できました。


※手順 16 で作成した JWW を、 JWW 読み込み[JWIMPORT]コマンドで読み込み確認すると実寸で作成されています。


関連 FAQ :
・シート空間からの JWW 書き出しで、実寸で書き出す方法(ビューポートが1つの場合)
・図面の中で決まった条件のエンティティだけを選択したい
・[シートをエクスポート]の操作方法
・ARESで作成した線設定のままJWWに変換したい
・JWW ファイルの読み込み および 書き出しを行う方法
・JWW で設定した線種や線幅のまま変換したい
・JWW 書き出し[JWEXPORT]コマンドで図面の一部だけを書き出したい
・JWW 書き出し[JWEXPORT]コマンドで中心位置を指定したい
・ビュータイル(ビューポート)の[標準尺度]を追加する方法







