
Y 軸を180度反転表示させた図面で、文字を鏡像で反転させましたが寸法値が反転しません。
※システム変数 [MIRRTEXT]で文字が反転する設定に変更しても変わりません。

変更する方法を教えてください。

寸法値は、システム変数 [MIRRTEXT]の設定に関わらず鏡像[MIRROR]コマンドで反転しません。
寸法として機能しなくなりますが、寸法を分解してから鏡像コマンドを実行すると反転するようになります。

または、ブロックに変換してから鏡像コマンドを実行すると、ブロック内の文字列や寸法値はシステム変数 [MIRRTEXT]の値が反映されません。
もくじ
①【寸法を分解してから鏡像コマンドを実行する方法】
②【寸法をブロックに変換してから鏡像コマンドを実行する方法】
①【寸法を分解してから鏡像コマンドを実行する方法】
1.ステータスバーの[直交]をクリックして有効(オン)にします。
※クリックする毎に「オン」と「オフ」が切り替わります。

キーボードの[F8]キーでも切り替えられます。

2.分解[EXPLODE]コマンドを実行します。
3.コマンドウィンドウに「エンティティを指定」と表示されるので、分解したい寸法エンティティを指定し Enter を押します。


分解され、寸法値が「注釈」に変更されました。

4コマンドウィンドウに、システム変数 [MIRRTEXT]と入力します。

5.コマンドウィンドウに「MIRRTEXT」 の新しい値を入力と表示されるので、「1」と入力し Enter を押します。

6.鏡像[MIRROR]コマンドを実行します。
7.コマンドウィンドウに「エンティティを指定」と表示されるので、反転させたいエンティティを指定し Enter を押します。




8.コマンドウィンドウに「ミラー線の始点を指定」と表示されるので、ミラー線の始点を指定します。


9.コマンドウィンドウに「ミラー線の終点を指定」と表示されるので、ミラー線の終点を指定します。


10.コマンドウィンドウに「ソースエンティティを削除しますか?」と表示されるので、「いいえ(N)」の「N」と入力し Enter を押します。

反転して作成できました。

11.ステータスバー[E スナップ]上で右クリックし表示されるメニューの[設定]で、[オプション]ダイアログの[挿入]にチェックを入れ有効にします。


※手順 12 でコマンドを実行後、「始点を指定」や「目的点を指定」の際に、[Shift]キー + 右クリックで 一時 E スナップの[挿入]を選択することもできます。
関連 FAQ:・文字の挿入点にスナップさせたい
12.移動[MOVE]コマンドを実行し、手順 9 で作成された文字エンティティを既存の文字エンティティと入れ替えます。
13.コマンドウィンドウに「エンティティを指定」と表示されるので、手順 10で作成された文字エンティティと反転していた既存の文字エンティティを選択します。




14.コマンドウィンドウに「始点を指定」と表示されるので、手順 10 で作成された文字エンティティの E スナップ「挿入」を指定します。


15.コマンドウィンドウに「目的点を指定」と表示されるので、反転していた既存の文字エンティティの E スナップ「挿入」を指定します。


入れ替わりました。

16.再度、手順 12 から手順 15 を繰り返してすべて入れ替えます。

入れ替えられました。

17.移動した既存の文字エンティティを削除します。




変更できました。

②【寸法をブロックに変換してから鏡像コマンドを実行する方法】
1.ステータスバーの[直交]をクリックして有効(オン)にします。
※クリックする毎に「オン」と「オフ」が切り替わります。

キーボードの[F8]キーでも切り替えられます。

2.ブロックに変換したいエンティティを指定します。

3.ブロック[MAKEBLOCK]コマンドを実行します。
4.[ブロック定義]ダイアログが表示されるので、[一般]の項目の[名前]を指定します。
例として、ブロック名「test」とします。

5.[基点]の項目の[グラフィックス領域内で選択]ボタンを押します。

6.コマンドウィンドウに「挿入基点を指定」と表示されるので、基点を指定します。


7.[OK]ボタンを押してダイアログを終了します。


8.コマンドウィンドウに、システム変数 [MIRRTEXT]と入力します。

9.コマンドウィンドウに「MIRRTEXT」 の新しい値を入力と表示されるので、「1」と入力し Enter を押します。

10.鏡像[MIRROR]コマンドを実行します。
11.コマンドウィンドウに「エンティティを指定」と表示されるので、反転させたいエンティティを指定し Enter を押します。



12.コマンドウィンドウに「ミラー線の始点を指定」と表示されるので、ミラー線の始点を指定します。


13.コマンドウィンドウに「ミラー線の終点を指定」と表示されるので、ミラー線の終点を指定します。


14.コマンドウィンドウに「ソースエンティティを削除しますか?」と表示されるので、オプションの「はい(Y)」もしくは「いいえ(N)」を指定し Enter を押します。
例として、「いいえ(N)」の「N」と入力し Enter を押します。

元のエンティティは削除されません。

15.ステータスバー[E スナップ]上で右クリックし表示されるメニューの[設定]で、[オプション]ダイアログの[挿入]にチェックを入れ有効にします。


※手順 16 でコマンドを実行後、「始点を指定」や「目的点を指定」の際に、[Shift]キー + 右クリックで 一時 E スナップの[挿入]を選択することもできます。
関連 FAQ:・文字の挿入点にスナップさせたい
16.移動[MOVE]コマンドを実行します。
17.コマンドウィンドウに「エンティティを指定」と表示されるので、手順 14 で作成したブロックエンティティと既存寸法エンティティを指定し Enter を押します。




18.コマンドウィンドウに「始点を指定」と表示されるので、始点を指定します。


19.コマンドウィンドウに「目的点を指定」と表示されるので、目的点を指定します。


入れ替えられました。

20.再度、手順 16 から手順 19 を繰り返して反転している既存のエンティティをすべて移動し入れ替えます。

すべて入れ替えられました。

21.移動した既存の文字エンティティと寸法ブロックエンティティを削除します。




変更できました。

関連 FAQ:
・鏡像[MIRROR]にて文字が反転しないようにしたい
・特定の傾いたエンティティに合わせて図面を回転させたい
・Eスナップの設定方法







